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中国の無人探査機が帰還…月の土壌を採取か

2020年12月17日 15:27

月の土壌を採取した、中国の無人探査機が、17日、地球に帰還しました。

中国メディアによりますと、無人探査機「嫦娥5号」は、日本時間の17日午前3時ごろ、中国・内モンゴル自治区の草原に、着地しました。映像では、関係者がカプセルに近づき、状況を確認している様子が分かります。

土壌サンプルは、比較的新しい地層で、およそ2キロ採取したとされていて、月の成り立ちなどの解明につながるか、注目されています。サンプル回収に成功したのは、アメリカ、旧ソ連に続き、3か国目、44年ぶりとなります。

習近平指導部は、宇宙開発の分野で、世界をリードする「宇宙強国」の実現を目指していて、習主席は、関係者への祝電で、「中国の宇宙飛行の前進を示す大きな一歩だ」と強調しました。