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米・通商代表部の次期代表候補タイ氏が会見

2020年12月12日 19:16

アメリカで政権移行を進めるバイデン氏からUSTR(=アメリカ通商代表部)の代表に指名されたアジア系の女性、キャサリン・タイ氏が11日、バイデン氏らとともに会見を開きました。

次期USTR代表候補 タイ氏「私の両親は中国本土で生まれ、台湾で育った。アメリカ人労働者を守り、アメリカの利益のために働くことを誇りに思う」

各国との貿易交渉を担う通商代表に指名されたタイ氏について、バイデン氏は「中国との不公平な貿易慣行の問題の責任者を務めてきた」と紹介し、「この問題はバイデン政権の重要な優先事項となる」と強調しました。

一方で、バイデン氏は、ファイザーなどが開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、開発に関わった研究者、緊急使用の許可を勧告した専門家らに感謝すると述べました。

バイデン氏「国民に明確に言いたい。ワクチンの有効性・安全性を信用すべきだ。政治的影響はない」

バイデン氏は改めて、就任100日間でワクチン1億回分の接種を目指す方針を示しました。