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北朝鮮の人権侵害を強く非難 国連安保理

2020年12月12日 17:11

国連の安全保障理事会で11日、北朝鮮の人権侵害について話し合う会合が行われ、日本やアメリカなど8か国が拉致被害者の即時帰国などを求める声明を出しました。

ドイツ・ホイスゲン国連大使「北朝鮮に対して、拉致被害者を直ちに帰国させ、全ての拉致問題を今すぐ解決するよう強く促す」

北朝鮮の人権侵害について話し合うオンライン会合は、アメリカなどの提案で非公開で開かれました。会合後、日本やアメリカなど8か国の大使らが共同で声明を発表し、拉致被害者の即時帰国を求めるとともに、北朝鮮による人権侵害を強く非難しました。

また、北朝鮮の核開発について、「市民のためではなく、核兵器に資源をつぎ込んでいる」と指摘したほか、新型コロナウイルス対策として移動の規制などが行われているとして、「パンデミックを利用して市民を取り締まっている」などと非難しました。