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全国的に分娩予約数が減少 コロナが影響か

2020年12月12日 21:41
全国的に分娩予約数が減少 コロナが影響か

新型コロナウイルスの感染が広がりをみせる中、12日、日本産科婦人科学会は、全国的に分娩予約数が減少し、特に地方での減少が大きいとの調査結果を発表しました。

日本産科婦人科学会によりますと、調査は、去年10月から今年3月までの分娩数と、今年10月から来年3月までの分娩予約数を比較したもので、全国576の病院を対象に行われました。

その結果、調査対象の病院があるすべての都道府県で、分娩予約数が減少していることがわかりました。また、東京、神奈川、埼玉、大阪などの都市部では24%の減少だったのに対し、地方では37%の減少となり、より地方での分娩率の減少が大きいことがわかりました。

学会によりますと、そもそもの少子化傾向はあるものの、コロナ禍により、地方での里帰り出産をやめたり、出産そのものを控えたりする傾向が影響している可能性があるということです。