新型コロナウイルスの感染拡大が続く東京都内で、１２日、新たに過去最多となる６２１人の感染が確認されました。こうした中、東京都が、飲食店などへの営業時間短縮要請の期間を延長する方向で調整していることが分かりました。

都内で１２日、新たに確認された感染者は、１０歳未満から９０代までの６２１人で、１０日の６０２人を上回って過去最多となり、４日連続で５００人を超えました。

年代別では２０代が１８１人と最も多く、３０代が１１９人、４０代が８９人で、６５歳以上の高齢者も７７人となっています。

また、重症者は１１日より１人増え、６８人となりました。

一方、東京都は感染拡大防止のため、先月２８日から、島しょ部を除く都内の酒を提供する飲食店とカラオケ店に午後１０時までの時短営業を要請していて、１７日に期限を迎えます。

しかし、依然として感染拡大に歯止めがかからず、医療提供体制もひっ迫し始めているため、都は時短営業の要請を１７日以降も延長する方向で調整しています。

また、６５歳以上の高齢者と基礎疾患がある人を対象に利用自粛を要請しているＧｏＴｏトラベルについても期間を延長する方向で政府と協議するということです。