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拘置所でハンスト 母「娘の命が心配」中国

2020年12月11日 15:22

中国の武漢からウソの情報を流したなどとして、中国当局に起訴された女性が拘置所内で、ハンガーストライキを続けている問題で、女性の母親がNNNの取材に応じ「娘の命が心配」などと訴えました。

この問題は、新型コロナウイルスの影響で都市封鎖中だった武漢に入り、SNSなどを通じて独自に情報を発信した張展さんが中国当局に身柄拘束され、今年9月に起訴されたものです。

中国当局は、張さんがウソの情報を流し、社会を混乱させたなどとしていますが、張さんは無罪を主張して拘置所内で、ハンガーストライキを続けています。

国際的な関心も高まる中、張さんの母親がNNNの取材に応じました。

張さんの母親「彼女が出した動画には過激な言論はなく、ありふれた日常生活の様子だけだった。娘の命が心配です。無事に出てきてほしい」

張さんの裁判は、今月末に予定されています。張さんの弁護士は健康状態を理由に保釈を求めていますが、裁判が開かれれば、最高で懲役5年の判決が下される可能性があります。