×

分科会 “GoTo一時停止”を改めて提言

2020年12月11日 13:46
分科会 “GoTo一時停止”を改めて提言

新型コロナ対策を話し合う政府の分科会が行われ、専門家は、特に感染の拡大が続いている地域ではGoToトラベルを一時停止することを改めて提言しました。

分科会は政府に対し、国の基準でステージ3にあたる地域を3つにわけ、それぞれの対策について提言しました。

感染が高止まりしている地域は、GoToトラベルの一時停止や営業時間の時短要請について、対象エリアの拡大や時短要請を午後8時へ前倒しすることなどを提言しました。

また、感染拡大が継続している地域では、GoToトラベルの一時停止に加え、人の動きや接触機会のさらなる低減策を講じるべきとしています。テレワークを例えば5割にするなど具体的に目標を設定することもあげられました。

また、該当する地域内における不要不急の外出の自粛や県境を越えた移動の自粛要請も盛り込まれています。

さらに年末年始については、休暇を分散し混雑の時期をずらすことなども提言されました。その上で西村経済再生担当大臣は、大人数での会食を控えるなど「静かな年末年始」となるよう呼びかけました。

分科会では、移動と感染の関係を解析したデータも示され、感染して移動しているのは圧倒的に若年層に多い。移動した後、二次感染を起こした人も若年層に多い。さらに移動に伴って他の地域に感染を広げているのも主に若年層であることなども改めて指摘されました。