岸防衛相がＡＳＥＡＮ（東南アジア諸国連合）やアメリカ・中国などとのオンラインでの国防大臣会議に出席し、活発な海洋進出を続ける中国をけん制しました。

岸防衛相「我々がより多くの安全保障問題に直面する今、法の支配を基礎として理性と対話によって解決する重要性は高まっていると言えます」

岸防衛相は全体会合で「力を背景としたあらゆる一方的な現状変更やその既成事実化に強く反対し」「ＡＳＥＡＮと懸念を共有する」と述べました。

名指しは避けながらも尖閣諸島周辺での領海侵犯や南シナ海での活発な軍事活動を続ける中国をけん制したかたちです。

岸防衛相はまた、ＡＳＥＡＮ各国の防衛担当者を対象にサイバーセキュリティー能力向上のためのセミナーを来年から開催すると明らかにしました。