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在外日本人の保護・輸送訓練行われる

2020年12月2日 15:37
在外日本人の保護・輸送訓練行われる

外国に住む日本人が、治安情勢の悪化で取り残されたことを想定し、自衛隊が、保護・輸送にあたる訓練が行われ、報道陣に公開されました。

訓練は、陸上、航空の自衛隊員や外務省職員など、およそ300人が参加して、東京都の朝霞駐屯地(東京・練馬区)と、茨城県の百里基地で行われました。

在外日本人の集合場所の周辺には、バリケードがつくられ、暴徒が取り囲む中、自衛隊員が装甲車で近づき、保護しました。その後、保護した日本人を、ヘリコプターで空港へ運び、外務省職員が、身元確認などしたうえで、日本に向け輸送機に搭乗するまでを行いました。

こうした在外日本人の保護訓練は、今回が12回目で、防衛省は、一連の流れを実際に確認することで、外国での不測の事態に備えることにしています。