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“米を刺激しないよう”在外公館に指示 北

2020年11月28日 12:50

北朝鮮が在外公館に対し、アメリカを刺激しないよう指示を出したとみられることが明らかになりました。来年1月に再び軍事パレードを行うとの見方も出ています。

これは、韓国の情報機関・国家情報院が27日に国会で議員らに明らかにしたもので、北朝鮮は在外公館に対し、「私見を述べたり、アメリカを刺激する対応をしないよう」指示したということです。問題が起きた場合は、大使の責任を問うとも警告しています。

バイデン氏が北朝鮮に厳しい姿勢を取るとの見方もある中、北朝鮮はこれまで、アメリカ大統領選挙について沈黙を保っています。報告では、北朝鮮が「トランプ大統領との関係が無用の長物になり、ゼロから始めることに不安がある」とする一方で、バイデン氏との会談への期待も交錯していると分析しています。

また、国家情報院は、北朝鮮が来年1月の朝鮮労働党の党大会で対米政策の方向性を示し、再び軍事パレードを行って軍事力を誇示するとの見方も示しました。