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菅首相「組織の垣根越え」航空観閲式で訓示

2020年11月28日 13:30
菅首相「組織の垣根越え」航空観閲式で訓示

菅首相が28日、「航空観閲式」に出席し、近年の厳しい安全保障環境の中、自衛隊が組織の垣根を越えて任務にあたるよう、訓示しました。

菅首相「従来の領域のみならず、宇宙やサイバー、電磁波といった新たな領域での対応が求められています。組織の縦割りを排し、陸・海・空、自衛隊の垣根を越えて取り組むことが重要です」

800人の隊員を前に訓示をした菅首相は、1964年の東京オリンピックの開会式で航空自衛隊の特別チームが上空に五輪を描いたことにふれ、「新たな任務に果敢に挑戦し、自衛隊を進化させていくことを望む」と述べました。

航空観閲式は航空自衛隊が3年に1度行うもので、前回は悪天候で中止されたため、6年ぶりの開催となりました。埼玉県の入間基地にはF15戦闘機など11機がそろいましたが、新型コロナ対策として規模は大幅に縮小され、上空での飛行や地元自治体関係者らの招待も取りやめとなりました。