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北が韓国“ワクチン情報”ハッキング試みる

2020年11月27日 21:31

韓国の情報機関・国家情報院は27日、国会で北朝鮮が新型コロナウイルスのワクチンを開発する韓国の製薬会社にハッキングを試みたなどと明らかにしました。

これは27日、国家情報院から報告を受けた韓国の国会議員らが明らかにしたものです。

北朝鮮が新型コロナのワクチンを開発する韓国の製薬会社にハッキングを試みたものの、情報の流出は防いだということです。

また、北朝鮮は依然として新型ウイルスの流入に神経をとがらせていて、「海水が新型コロナに汚染されている」との懸念から海水を使った塩の生産や漁業も禁止していると説明しました。

国外からの物資の輸入が中断されたことで砂糖や調味料などの価格はおよそ4倍に高騰。国内の物資は不足しているとみられますが、ウイルス流入の懸念から中国から送られたコメ11万トンも中国・大連の港に置かれたままになっているということです。

中朝国境の税関では防疫規則を徹底しなかったとの理由で、幹部が処刑されたケースもあるということで、「金正恩委員長の非理性的な措置がみられる」と説明しています。