×

トランプ大統領、「退任」に初めて言及

2020年11月27日 11:58

アメリカでバイデン氏への政権移行が進む中、トランプ大統領は26日、大統領職からの退任に初めて言及しました。

選挙後、敗北を認めてこなかったトランプ大統領ですが、記者団の質問に答える形で、初めてホワイトハウスから去ることに言及しました。

トランプ大統領「(Q.選挙人の数がバイデン氏勝利で確定したらホワイトハウスを去るか)もちろんだ。もちろん、そうする」「ただ(就任式の)1月20日までには多くのことがあるだろう」

トランプ大統領は、「バイデン氏の勝利が確定したらホワイトハウスを去るのか」と問われたのに対し、「もちろん、そうする」と応じ、退任に初めて言及しました。一方で、「敗北を認めることは難しい。なぜなら大規模な不正があったからだ」とも話しています。

大統領選挙では、バイデン氏が選挙人の数で、勝利に必要な過半数を大きく上回っています。選挙人の投票は来月14日に行われますが、トランプ大統領は、この選挙人の数が確定したタイミングで、敗北を認める考えを示した形です。

また、トランプ大統領は、「2024年の大統領選挙には出馬するのか」と問われると、「まだ話したくない」「ずいぶん先の話だ」と述べて、その可能性を否定しませんでした。