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菅総理大臣と中国・王毅外相が会談

2020年11月25日 21:37
菅総理大臣と中国・王毅外相が会談

菅総理大臣は、25日、中国の王毅外相と会談し、両国の安定した関係の重要性を訴えました。

菅総理「日中の要人往来の再開をうれしく思います。両国の安定した関係は日中両国のみならず、地域・国際社会にとっても重要であり、共に責任を果たしていきたいと思います」

中国・王毅外相「日中はともに努力し、より一層協力し、ともに新型コロナを徹底的に倒し、両国の経済の回復を早めましょう」

また、政府関係者によりますと、菅総理は、会談で尖閣諸島周辺海域に、中国公船の侵入が相次いでいる問題について、改めて深い懸念を伝えました。

しかし、王毅外相は、従来の主張を繰り返し、平行線に終わったということです。菅総理は、また、日本産食品の輸入規制などについて、中国側に前向きな対応を求めました。

会談ではさらに、来年の東京オリンピック・パラリンピックと、再来年冬の北京大会の成功のため、協力していくことを確認しました。

また会談後、王毅外相は、菅総理に習近平国家主席からのメッセージを伝えたことを明らかにし、「習主席は、菅総理と良好な関係を構築し、感染症対策と経済回復で、協力する用意があると表明した」と述べました。