“会食リスク”回避する方法…ポイント5つ
会食での感染リスクを減らすために、「マスク会食」や「小一時間に」など、色々な呼びかけがありますが、実際、どうすればいいのか。専門家が注目したのは、“取り分ける瞬間”でした。
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3連休最終日の夜も、新宿の飲食店街には多くの人が。感染リスクが高まる会食。私たちができる感染対策とは?感染症対策を指導する専門家、感染症対策コンサルタントの堀成美さんに話を聞きました。
まず用意したのは、飲食店の4人席です。
■感染対策(1)距離がとれる机の大きさ
4人での会食を行うとき、まず確認したいというのが…。
堀さん「ちょっと距離をみたいと思います」
取り出したのは、メジャー。
堀さん「このテーブルで90センチくらいなんですけど、普通のお店であれば大きい」
机がお互いの距離をきちんと確保できるかがポイント。さらにパーティションもあれば、飛まつ対策となるといいますが…。
堀さん「これ(パーティション)がないとき、どうするのって話ですよね」
zeroで会食の状況を再現。注意すべきことを指摘してもらいます。
■感染対策(2)乾杯は静かに
まず運ばれてきたのは、お酒です。
──かんぱーい!
堀さん「ここで問題なのが、顔が近くなって『乾杯』っていうと飛まつが飛ぶんです」
顔を近づけ「乾杯」することも感染のリスクが。
■感染対策(3)取り分けは黙って
そして、料理の取り分け方でも…。
──何か食べられないものが ある人はいますか?
──エビが苦手です
この食事中の“取り分け”にも注意点が。
堀さん「みんなで同じものを触るっていうのはなるべく避けたいので、1人がやるのはOK。問題は、やりながらしゃべってしまっていたので」
■感染対策(4)レモンは手をきれいにしてから
では、この料理では?
──から揚げが来ました。レモンを代表して搾るのはよくあると思うので。
手をおしぼりで拭き、レモンを搾る。これは?
堀さん「いいと思います。手をきれいにしてやる」
■感染対策(5)食事中はマスク会食で
そして、食べるときには──
堀さん「マスク会食は食べるときに外し、終わったら戻すこれを繰り返す」
ハンカチや扇子などを使うことも効果的だといいます。
堀さん「食べることがよくないのではなくて、飛まつが飛ぶことが課題。お酒が進むと声が大きくなる。マスクを忘れちゃったり、飛まつ予防忘れちゃうので、終わり時間を決めておくことも重要かなと思います」
23日放送『news zero』より。