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“会食リスク”回避する方法…ポイント5つ

2020年11月24日 3:29
“会食リスク”回避する方法…ポイント5つ

会食での感染リスクを減らすために、「マスク会食」や「小一時間に」など、色々な呼びかけがありますが、実際、どうすればいいのか。専門家が注目したのは、“取り分ける瞬間”でした。

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3連休最終日の夜も、新宿の飲食店街には多くの人が。感染リスクが高まる会食。私たちができる感染対策とは?感染症対策を指導する専門家、感染症対策コンサルタントの堀成美さんに話を聞きました。

まず用意したのは、飲食店の4人席です。


■感染対策(1)距離がとれる机の大きさ

4人での会食を行うとき、まず確認したいというのが…。

堀さん「ちょっと距離をみたいと思います」

取り出したのは、メジャー。

堀さん「このテーブルで90センチくらいなんですけど、普通のお店であれば大きい」

机がお互いの距離をきちんと確保できるかがポイント。さらにパーティションもあれば、飛まつ対策となるといいますが…。

堀さん「これ(パーティション)がないとき、どうするのって話ですよね」

zeroで会食の状況を再現。注意すべきことを指摘してもらいます。


■感染対策(2)乾杯は静かに

まず運ばれてきたのは、お酒です。

──かんぱーい!

堀さん「ここで問題なのが、顔が近くなって『乾杯』っていうと飛まつが飛ぶんです」

顔を近づけ「乾杯」することも感染のリスクが。


■感染対策(3)取り分けは黙って

そして、料理の取り分け方でも…。

──何か食べられないものが ある人はいますか?

──エビが苦手です

この食事中の“取り分け”にも注意点が。

堀さん「みんなで同じものを触るっていうのはなるべく避けたいので、1人がやるのはOK。問題は、やりながらしゃべってしまっていたので」


■感染対策(4)レモンは手をきれいにしてから

では、この料理では?

──から揚げが来ました。レモンを代表して搾るのはよくあると思うので。

手をおしぼりで拭き、レモンを搾る。これは?

堀さん「いいと思います。手をきれいにしてやる」


■感染対策(5)食事中はマスク会食で

そして、食べるときには──

堀さん「マスク会食は食べるときに外し、終わったら戻すこれを繰り返す」

ハンカチや扇子などを使うことも効果的だといいます。

堀さん「食べることがよくないのではなくて、飛まつが飛ぶことが課題。お酒が進むと声が大きくなる。マスクを忘れちゃったり、飛まつ予防忘れちゃうので、終わり時間を決めておくことも重要かなと思います」


23日放送『news zero』より。