新型コロナウイルスの感染が拡大している東京都では、新たに５２２人の感染が確認されました。感染者は２日連続で５００人を超えています。

東京都内の新たな感染者は、１０歳未満から９０代までの５２２人で、過去最多となった１９日の５３４人に続き、２日連続で５００人を超えました。

感染経路別では、家庭内感染が１０５人で最も多く、次いで職場内感染が３９人、施設内感染が３２人でした。家庭内感染では、５０代の夫から、妻や子どもら家族５人が感染するなど、中高年世代で、夫から妻に感染させるケースが目立っています。

都内では全世代で感染が広がっていて、２０日は５０代と６０代、６５歳以上の高齢者の人数が、それぞれ、これまでで最も多くなりました。

都の担当者は、「４０代以降の中高年と高齢者の感染が増えている。５０代、６０代は男性が多く、高齢者は感染経路が会食や旅行など多様化している。感染予防を意識しないと更に増える可能性がある」と危機感をあらわにしています。

また、新たに８０代の女性の死亡も確認されました。

都内の感染者は３万６７７８人で、死者は４７７人となりました。