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2度“墜落”ボーイング機 運航再開承認

2020年11月19日 4:46

アメリカのFAA(=連邦航空局)は18日、2度の墜落事故が発生し、世界中で運航停止となっている「ボーイング」の新型旅客機について運航再開を承認すると発表しました。

ボーイングの新型旅客機「737MAX」をめぐっては、2018年10月と去年3月にあわせて346人が死亡する墜落事故が起き、世界中で運航が停止されています。

ボーイングは事故原因とされる、機体の失速を自動的に防ぐシステムの改修などを行い、安全審査を受けていましたが、FAAは18日、安全基準を満たすと判断し、運航再開を承認すると発表しました。今後、アメリカ以外の国や地域の規制当局もこれに続くとみられます。

ただ、運航と出荷の停止期間は1年8か月もの長期に及んだ上、新型コロナウイルスの影響で航空機の需要は低迷していて、運航再開でどこまで業績が回復するかは不透明です。