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公明「衆院広島3区公認候補」菅首相に報告

2020年11月19日 16:10
公明「衆院広島3区公認候補」菅首相に報告

公明党の山口代表は、菅総理大臣と会談し、河井克行元法務大臣の選挙区である衆議院・広島3区で、斉藤副代表を党の公認候補に決定したと報告しました。

与党として議席の獲得が、最も大切だと訴える山口代表に対し、菅総理は黙って、うなずきながら聞いていたということです。

公明党 山口代表「大事なことは、やはり与党として議席を確保するためには、どうしたらいいかということですので、今後両党でしっかり話し合いを尽くしていきたい」

斉藤副代表の擁立をめぐり、山口代表は、「自民党との選挙協力はこれまで通りに行いたい」として、今後候補者の一本化も含め、調整を行いたいとの考えを示しました。

一方、自民党からは、「一度選挙区を譲れば、もうかえってこない」などと反発する声があがっています。

岸田前政調会長「広島固有の課題ではなくして、党としてどうあるべきなのか、こうした視点で思いをめぐらしていただきたい」

広島県選出である、自民党の岸田前政調会長は、「与党が小選挙区で対立しても良いことは何もない」と述べました。

しかし、公明党は、岸田氏らのこれまでの対応に不満を募らせており、水面下で「次の選挙では岸田派の議員には協力できない」と申し入れるなど対立が激しくなっています。

自民党内からは、「広島以外の議員まで巻き込むのは理不尽」と不満の声があがっていて、今後の調整次第では、自公の連立をゆるがす事態にも発展しかねない状況です。