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トランプ氏 イラン攻撃に触れ側近ら止める

2020年11月18日 1:49

アメリカの有力紙・ニューヨークタイムズは16日、トランプ大統領がイランの核関連施設への攻撃の可能性に触れ、側近らから止められていたと報じました。

ニューヨークタイムズは、トランプ大統領が今月12日、ホワイトハウスで開かれた政権幹部との会議で、数週間以内にイランの核関連施設を攻撃する選択肢があるかどうか、尋ねたと複数の高官の話として伝えています。

この前の日にIAEA(=国際原子力機関)が出した報告書で、イランの低濃縮ウランの貯蔵量が核合意の12倍に達したとされたことを受けた発言とみられ、同席していたペンス副大統領やポンペオ国務長官、軍の幹部らが思いとどまるよう求めたとしています。

イランをめぐっては、大統領選で勝利を確実にしたバイデン氏がオバマ政権が結んだ核合意への復帰を模索していて、トランプ大統領としては、厳しい姿勢を示すことで、違いを強調したい狙いもあるものとみられます。