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5人以上はGoToイート対象外?その理由

2020年11月17日 20:44
5人以上はGoToイート対象外?その理由

「GoToイート」が11月21日から、5人以上は対象外になるところがあるかもしれません。
なぜこうなったのか見ていくと、キャンペーンを利用していない人にも参考になる点が多いため、お伝えします。

■東京「ホテルで宿泊療養中」過去最多に

まずは東京の新型コロナウイルスの新規感染者です。11月16日は、感染者数が少ない月曜日にしては多い180人でしたが、11月17日は、298人となりました。依然、高い数字で推移しています。

11月16日の内訳をみると、ある傾向がみられました。
重症者が2人増えて40人となった一方で、無症状だった人は57人で、全体の3割ほどにも及んでいます。

都の担当者は「自費検査の増加と、保健所の積極的な調査が理由」と説明しています。

また、症状がなくても、仕事や旅行などのため、検査を受ける人が増えているそうです。その分、ホテルで宿泊療養中の人は過去最多の627人となっています。東京の宿泊療養施設は、現在は約1900人対応できるようになっていて、まだ余裕はありますが、今後どうなるのか注目です。

全国に目を向けても感染者の急増ぶりがうかがえます。11月16日は、全国で新たに949人の感染が確認され、感染者数が少ない月曜日としては8月3日の957人に次ぎ、過去2番目に多い人数となっています

■「GoToイート」5人以上は対象外?

こうした状況の中で、「GoToイート」についてお伝えします。
オンライン予約のポイント還元事業は、予算に達する見込みとなり近く終了する予定です。これまでに5000万人以上の予約があったといいます。

11月16日、政府の対策本部が開かれました。菅総理は、感染が拡大している地域では、たとえば5人など一定の人数以上での飲食は「GoToイート」の対象外にすることなどを各都道府県知事らに検討するよう要請しました。

農水省は、感染拡大がみられる地域では、3連休が始まる11月21日から開始していきたいとしていて、自治体などと協議を進める方針です。

また、原則4人以下にするかどうか検討を要請しています。たとえば、子どもや介護者などを含む家族や、店側がパーティションで4人以下になるように区切った場合などは、5人以上でも対象とするかも含めて、各地域の感染状況に応じた判断を求めています。

■なぜ5人以上の飲食ダメ?

なぜ5人以上がダメなのでしょうか。11月16日、西村大臣は「5人以上の飲食では感染リスクが高まると専門家から指摘されてる」と述べています。会食でのクラスターのうち、5人以上の会食だった割合は、7月~10月までで7割近くで、11月に入ってからは実に8割以上となっています。

では、なぜ5人以上だと感染リスクが高まるのでしょうか。
日本感染症学会専門医の寺嶋毅医師に聞いたところ、飲食店のテーブルは大体4人単位で、5人以上となると、遠いところの人と話す際ある程度声が大きくなってしまうということがあります。マスクを外して大声だと飛沫はたくさん飛び、感染リスクは上がると同時に、人数が増えるほど、感染者がいる確率も上がると指摘しています。

実際のクラスター事例をお伝えします。
沖縄県の環境整備課の職員6人のクラスターです。このうち5人が11月6日に6人での会食に参加していました。このうち一人は課長で、さらに会食に参加してない同僚1人も感染し、11月16日にクラスターと認定されました。

実は沖縄では、先月26日から「沖縄コロナ警報」が出されていて、「会食は5人未満で2時間以内」と呼びかけられていました。呼びかけた県の職員自身が会食の人数を守っておらず感染したため、県は重大にうけとめているとおわびをしています。

■やむを得ず5人以上で飲食するときは?

「GoToイート」を使わない場合でも、やむを得ない理由で5人以上で飲食したい場合もあるかもしれません。

その場合はどうしたらいいか寺嶋医師に聞くと…

(1)4人ごとの席で予約する

(2)テーブルをくっつけない

(3)テーブル間の移動はしない

会食の途中で席を移動して別の人と飲食すると、同じリスクが生じてしまうとしています。

たとえば、5人であっても2人と3人で泣く泣く分かれて飲食する。席が分かれた人とはその場で会えるので、飲食の前後にマスクをした状態で会話するのはどうでしょうか、と提案しています。

飲食店にとっては例年、年末は忘年会などでかき入れ時です。人数制限されると、店側には冷や水をあびせられることになりかねません。飲食は少人数で短時間、客側も感染対策をきっちり守って工夫しながら楽しみましょう。

(2020年11月17日16時ごろ放送 news every.「ナゼナニっ?」より)