東京都内では１６日、新たに１８０人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。都内の感染者は、７日ぶりに２００人を下回りましたが、依然、高い水準で推移しています。

東京都内の新たな感染者は、１０歳未満から８０代までの１８０人で、６割近い１０６人は感染経路が分かっていません。感染経路別では、依然として家庭内感染が３１人で最も多く、次いで、職場内感染が１４人でした。

１０歳未満の姉妹２人が、近所に住んでいる祖母から感染したほか、クラスターが発生した国士舘大学の空手部で、新たに男子部員１人の感染が確認されました。

一方、感染者のうち、３割を超える５７人は無症状でした。都内では今月に入って、感染者数と共に無症状の人も増加していて、都は、「自費検査の増加と、保健所の積極的な調査が理由」と説明しています。症状がなくても、仕事や旅行などを理由に検査を受ける人が増えているということです。

また、新たに５０代と８０代の男性２人の死亡も確認されました。都内の感染者は３万４９３１人で、死者は４７２人となりました。