家電量販店のノジマが、経営が悪化しているＡＮＡホールディングスと日本航空の社員の出向受け入れを始めました。

１６日からノジマに出向するのは、新型コロナの影響で経営が悪化しているＡＮＡホールディングスとＪＡＬ（＝日本航空）の社員、あわせて１５７人です。

空港内で勤務していた社員が中心で、ＡＮＡの社員３２人はノジマのコールセンターに配属され、日本航空の１２５人は店舗での接客業務などにあたる予定です。

ノジマ　野島廣司社長「サービスを販売するという点では、ＪＡＬさんもＡＮＡさんも当社も同じ領域だと」

ノジマは、高いレベルのサービスを持つ航空業界の人材を受け入れることで、接客の質などを向上させる狙いがあります。

今後、段階的に３００人程度まで増やす方針で、このほか、成城石井やＫＤＤＩ、佐賀県など、自治体も航空業界からの人材受け入れを表明しています。