×

ダウ続落 感染拡大で景気回復の遅れに懸念

2020年11月13日 8:58

12日の米・ニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスの感染が拡大していることで景気の回復が遅れるとの懸念が強まり、ダウ平均株価は続落して取引を終えています。

12日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から317ドル46セント値を下げ、2万9080ドル17セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も76.84ポイント近く下げて、1万1709.59で取引を終えています。

このところ、アメリカの一日あたりの新型コロナウイルスの新たな感染者数は増加し、前の日の報告では14万人を超え過去最多を更新しました。これを受け、景気の回復が遅れるとの懸念が強まり、この日は朝方から売りが優勢となりました。

また、FRB(=連邦準備制度理事会)のパウエル議長がアメリカ経済について当面は厳しい状況だとの認識を示したこともあり、さらに売りが広がりました。

市場関係者は、「感染が拡大する中で、追加の経済対策の協議が進んでいないことも、相場の重荷となっている」と話しています。