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“思いやり予算”交渉 協定延長したい考え

2020年11月11日 12:10

在日アメリカ軍の駐留経費のうち、いわゆる「思いやり予算」をめぐる日本とアメリカの交渉がワシントンで始まりました。日本側は来年3月に切れる現在の協定を1年間暫定的に延長したい考えです。

アメリカ軍基地の人件費や光熱費などを日本が負担する「思いやり予算」は、特別協定で定められていて、現在、日本の負担は5年間で約9500億円となっています。

来年3月末で期限が切れるのを前に、新たな協定をめぐる交渉が今月9日と10日にワシントンで行われました。詳細は明らかにされていませんが、今回の交渉がアメリカの政権移行期に当たるため、日本側は今の協定を1年間暫定延長する案を軸に、年内の妥結を目指しています。

ただ、トランプ政権は日本など駐留先の負担増を求めていて、アメリカ側の出方次第では交渉が厳しい展開となることも予想されます。