収穫間近の野菜や果物窃盗“15年前から”
大阪の農園で、野菜や果物が盗まれる被害が相次いでいます。
深夜の畑に現れた人物。袋のようなものを持ち、しゃがみ込みます。
手を伸ばしたのは野菜。さらにもう一人現れ、袋に何かを入れ、立ち去りました。
2人が現れた畑は、大阪の八尾市にある貸し農園。
被害者「今回被害にあったのが、このカラーピーマンと、こちらショウガ。いいサイズのやつは、みんな持って行かれて」
収穫間近のピーマンやショウガが盗まれたといいます。ショウガは掘り起こされ、葉っぱだけが捨てられていました。
被害者によりますと、映像に映っていた2人は女性とみられ、収穫時期を狙っての犯行だとみています。
野菜を盗まれた被害者「どこにこういったものが作られているかっていうのが、分かっている方だと思うので、下見とかに来られているんじゃないかと思っています」
被害総額は4万円以上になるということです。
さらに被害をうけたのはこの畑だけではなく…。
野菜を盗まれた被害者「もうほとんどっていうくらい」
この農園に植えられていたのはブンタンの木。30個以上あった実が、ほとんどなくなっていたといいます。
ブンタンを盗まれた被害者「特にひどいのは今年。ほとんどなくなることは初めてですから」
被害者によりますと、盗難はこの地域で少なくとも15年ほど前から続いていて、今年は特に被害が多いといいます。
ピーマンなどを盗まれた男性は、被害届を提出。警察は窃盗事件として、犯人の行方を追っています。