米大統領選、最後の訴え ガガさんも応援に
アメリカの大統領選挙は、日本時間3日夜、投票が始まります。両候補は現在、最後の訴えを行っています。
投開票を翌日に控えて、首都ワシントンのホワイトハウスのまわりでは、高さ2メートルを超えるフェンスが新たに設置されています。トランプ大統領は、厳戒態勢のホワイトハウスで運命の瞬間を迎えます。
この周辺では、ことし5月の人種差別に抗議するデモに便乗した略奪や放火で、大きな被害が出ました。今回も選挙結果をめぐり暴動が起きないか緊張が高まっています。
こうした中、夜になっても両候補は「最後の訴え」を激戦州で続けています。トランプ大統領は、朝からすでに4つの州を回り、4年前に僅差で競り勝ったミシガン州で支持を強く訴えました。
トランプ大統領「ミシガンで4年前と同じ結果がほしい。明日、ミシガンで勝利し、ホワイトハウスであと4年を勝ち取る」
一方、バイデン候補は、激戦州ペンシルベニア州で支持基盤の黒人有権者を集めた集会を開きました。
バイデン候補「トランプ大統領は、どの大統領よりも黒人を傷つけたことは間違いない」
また、その後の集会では、人気アーティストのレディー・ガガさんが応援に入り、「バイデン氏を信じて欲しい」などと訴えました。バイデン氏の陣営では、この日、オバマ前大統領が世論調査で大接戦となっている南部のフロリダ州やジョージア州に入るなど、総力戦を展開しています。