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米大統領選 ワシントンで“暴動警戒”も

2020年11月1日 12:07

アメリカ大統領選挙まであと3日。両候補が激戦州で訴えをする一方で、首都ワシントン中心部では選挙結果をめぐる暴動などへの警戒が高まっています。

ホワイトハウスの近くでは、選挙結果をめぐる混乱に便乗した略奪や暴動などに備え、窓ガラスを板で覆う様子がみられました。

こうした中、オバマ前大統領がバイデン候補の応援に駆けつけ、選挙戦初となる2ショットを披露し、会場を沸かせました。

民主党・オバマ前大統領「この火曜日、バイデンとハリスを選びより良いアメリカを選択できる」

民主党・バイデン氏「3日後、今の大統領の体制を終わらせることができる」

オバマ氏は、副大統領として自身を支えたバイデン氏には「計画と政策がある」と訴え、「素晴らしい大統領になるはずだ」と4年ぶりの政権奪還に向けて強く後押ししました。

一方、トランプ大統領は、激戦のペンシルベニア州に入りました。

共和・トランプ大統領「ペンシルベニアで勝ったら全てこっちのものだ」

トランプ大統領は前回、僅差で制したペンシルベニア州内4か所を回り、追い込みをかけました。

一方、激戦のフロリダ州には、民主党の副大統領候補ハリス氏が入りました。狙いのひとつは、黒人有権者の票固めです。そうした中、マイアミ近郊の期日前投票所では―。

黒人のDJが軽快なリズムの音楽に合わせて投票を呼びかけ、駐車場の入り口では、バイデン候補への投票を念押しする支援者らの姿がありました。

バイデン陣営は、黒人の票を確実に得るため追い込みをかけています。

バイデン候補の支援者「私たち黒人のためにバイデン候補に戦ってもらいたい。まさに今がその時なのです」

一方、トランプ大統領も1日に再びフロリダ州に入って集会を開く予定です。