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部下の頭をバリカンで刈る…消防司令補処分

2020年10月28日 19:22
部下の頭をバリカンで刈る…消防司令補処分

大阪・寝屋川市の消防署で起きた驚きの実態。27日、枚方寝屋川消防組合神田出張所に所属する59歳の消防司令補が、パワーハラスメントで処分されました。市民の命を守る消防署の中で何が起きたのでしょうか。

今年6月頃、消防司令補は、部下の20代の男性消防士2人に対し、次のような言葉を口にしたといいます。

「髪が長くて暑苦しい」

そう言って取り出したのは、なんとバリカン。そして、消防士二人の髪をバリカンで刈ったというのです。

59歳の司令補は消防組合の聞き取りに対し、「同意していた」と説明。しかし、髪を刈られた二人は…

「本当は嫌だったが、職場の環境を乱したくなかった」

と話したということです。

この消防司令補については他にも、部下の職員1人を、半年の間、日常的に無視し続けていたというのです。

部下の髪をバリカンで刈り、その1人を日常的に無視。消防組合はこれらの行為を「パワーハラスメント」と認定。消防司令補は停職4か月の懲戒処分を受け、その日づけで依願退職したということです。

消防組合は「服務規律の徹底を図るとともに、市民の皆様の信頼回復に全力で取り組んでまいります」としています。