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“まるで歌舞伎町”に異変 批判相次ぎ…

2020年10月22日 21:26
“まるで歌舞伎町”に異変 批判相次ぎ…

先月、中国・広東省に突如現れた「一番街」と書かれた街。日本語の看板があふれ、その様子はまるで、東京・新宿の歌舞伎町さながらです。

観光客には“日本へ行った気分になれる”と好評なこの街ですが、21日夜、私たちが行ってみると“大きな異変”が起きていました。

「一番街」と書かれていた看板を取り外し、別の名前に付け替える人たち。

先月は街の入り口で輝いていた「一番街」のネオンも、21日夜はすっかり消えてしまっていました。

「(Q.なぜ看板を付け替えるのですか?)理由はない。付け替えたいだけ」

いったい、何があったのでしょうか。

香港の新聞の見出しには…。

―中国政府が観光客に人気の日本街の“是正”に乗り出した。(サウスチャイナ・モーニング・ポストより)

昼間、見てみると…。通りの脇には以前掲げられていた「一番街」ののぼりが山積みに。日本のアニメを彷彿とさせる看板なども、次々と撤去され放置。

先月は、「真実はいつもひとつ!!!」だった看板は…。「実はいつもひとつ!!!」になっていました。

実は、この街がSNSで話題になると、中国国内で批判の声が。

―中国は日本や韓国と違う。
―この街は外国にこびる犬が作ったゴミだ。
(中国SNSより)

運営会社や地元政府は、こうした批判の声に敏感になっているのでしょうか。

一方、街を訪れた人は。

街を訪れた人「このアニメの看板を全部なおすなら、この町の魅力はなくなります」
街を訪れた人「『一番』も著作権の問題はない。なぜ隠すのか分からない」

今後、街はどうなるのでしょうか。