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“第二波”コロナ死亡リスクは3分の1に

2020年10月22日 21:51

新型コロナウイルスの死亡リスクについて、いわゆる第二波では3分の1となったことが新たな調査で明らかになりました。

これは、22日に開かれた厚生労働省の専門家の会議で京都大学の西浦博教授が示したもので、ことし8月までに感染が確認された患者のデータをもとに死亡に至った割合=致死率を算出しています。
ことし4月までのいわゆる第一波と6月から8月の第二波の致死率を比較すると、70代で19.16パーセントから7.47パーセント、80代で34.13パーセントから18.72パーセントに下がっています。全ての世代では、6.59パーセントから1.86パーセントと3分の1となりました。

専門家は、下がった背景には、新型コロナの治療法がわかってきたことなどがあるとしていますが、高齢者などは重症化リスクが高いため安心はできないと話しています。