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菅首相の著書 改訂版に野党批判

2020年10月20日 19:11
菅首相の著書 改訂版に野党批判

菅首相の著書の改訂版が20日に発売されました。以前、出版された際には公文書管理の重要性を指摘していたにもかかわらず改訂版からはその記述がなくなっており、野党側は批判しています。

菅首相が野党時代に出版した著書では「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」などと公文書管理の重要性を指摘し、当時の民主党政権の対応を批判していました。しかし、改訂版ではこうした記述がなくなっていました。

立憲民主党・枝野代表「菅新政権がしっかりと記録を残す意思をもっていないことをわざわざここを外したことでお示しになっているとしか思えません」

一方、文春新書編集部は「本書は2012年に刊行された単行本をもとに、菅氏のインタビューなどを加えて、新たに編集したものであり、特定の文言の削除を意図したものではありません」などとコメントしています。