岸防衛大臣は、オーストラリアのレイノルズ国防相と会談し、両国は自衛隊がオーストラリア軍の艦艇などを警護できるようにする、いわゆる「武器等防護」の実施に向け、調整を開始しました。

岸防衛相「（武器等防護は）自衛隊と豪州軍が相互運用性を高め、平素から連携する基礎となるものであります」

会談後、岸大臣はこのように述べ、「武器等防護」の実施の意義を強調しました。実施されれば、アメリカ軍に次いで２か国目となり、オーストラリアとの「準同盟化」がさらに進んだ形です。

また、会談では、東シナ海や南シナ海で海洋進出を強める中国を念頭に、「力を背景とした一方的な現状変更の試みに強く反対する」として、緊密な連携を確認しました。

その上で、会談後の共同発表で、１９日夕方から２０日未明にかけて、南シナ海で日本・アメリカ・オーストラリアの３か国による共同訓練を実施することを明らかにしました。