参議院議員・河井案里被告の第２０回公判が１６日に行われ、証人として出廷した陣営スタッフの女性は、「案里先生は克行代議士とは離婚された方がいいと思います」と述べました。

１６日の裁判では、案里被告の陣営スタッフの女性が証人として出廷しました。女性は、参院選公示日の前日に、克行被告から現金１０万円が入った白い封筒を受け取ったと話し、「案里先生の横で一生懸命頑張っていたので、いつもありがとう、これからもよろしくという意味だと思いました」と証言。

また、同じ自民党で同じ選挙区に擁立されていた溝手顕正前参議院議員と案里被告が同席した際に、「溝手先生が案里先生に邪険な態度をとらないか動画を撮るように。その動画を関係者に配布すれば面白いことになるから」と克行被告から言われたと証言しました。

その上で、「今後の案里先生に関してはやり直してほしい、また頑張ってほしいと思っています」「案里先生は克行代議士と決別された方がいいと思っています。理由は代議士が案里さんに良い影響を与えているように私からは見えないからです」「（克行）代議士とは離婚された方がいいと思っています」と述べました。

【公判を追う】河井夫妻・選挙違反事件　案里被告第２０回公判（１０月１６日）