ドイツの首都・ベルリンに韓国系の市民団体が慰安婦の像を設置した問題で、元慰安婦の女性が韓国の国会で会見し、像を撤去しないよう訴えました。

韓国の国会で会見した元慰安婦の李容洙さんらは、「重要な歴史の証拠である像の撤去を主張するのは悪い行いだ」として、ドイツ側に撤去命令の撤回を求めました。

ベルリンの慰安婦像を巡っては、地元自治体が出した撤去命令に抗議するデモが行われるなどし、自治体は一転して話し合いによる解決を目指す方針を表明しています。

会見のあと李さんや支援団体は、韓国にあるドイツ大使館への働きかけを行い、ドイツ側への圧力を強めています。