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トランプ氏、出席意向もバイデン氏“条件”

2020年10月7日 10:57

アメリカの大統領選挙で来週予定されている討論会についてトランプ大統領は、新型コロナウイルスに感染したものの出席する意向を示していますが、対するバイデン氏は開催に条件をつけました。

トランプ大統領とバイデン氏による2回目の討論会は、今月15日、フロリダ州での開催が予定されています。トランプ大統領はツイッターに「討論会を楽しみにしている」と投稿し、出席する意向を表明しました。一方、対するバイデン氏は、「トランプ大統領の感染がまだ続いている場合、討論会は開催すべきではない」と述べ、開催に条件をつけました。

バイデン氏「党派対立は脇に置こう。政治のかけひきを終わらせ、科学に従おう。ウイルスは政治的武器ではない」

バイデン氏は、マスクの着用は政治的な問題ではないと強調しています。これに先立ち、トランプ大統領はツイッターで、「新型ウイルスの致死率はインフルエンザよりはるかに低い」などと投稿しました。ツイッター社は「誤解を招く」として警告を行っています。

一方、ホワイトハウスでは、感染拡大が止まりません。新たに大統領の側近のひとり、スティーブン・ミラー上級顧問が検査で陽性となったことが判明しました。ホワイトハウス内では、記者会見室で防護服姿の作業員による消毒作業が行われるなど、警戒が続いています。

こうした中、FDA=食品医薬品局は、新型ウイルスのワクチンの緊急使用を認める際の基準を、厳格化すると発表しました。これにより、トランプ大統領が目指す来月の大統領選挙前のワクチンの供給開始は、難しい状況となっています。