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各地で異なる「GoToイート」使い方解説

2020年10月7日 22:09
各地で異なる「GoToイート」使い方解説

■券を求めて長い列が!
 
人々の動きも活発になってきた中、GoToイートの食事券の販売がスタートしました。 
全国で最も早く販売開始となったのは新潟県です。開始日の5日には、たくさんの人たちが窓口に列を作りました。 
 
食事券を買った人
「おいしいちょっといいところ、奮発しちゃおうかなって」 
 
GoToイートの利用方法は、大きく分けて次の2つがあります。 
 
(1)25%上乗せの食事券 
(2)オンラインで飲食予約をしてポイントゲット(10月1日~すでに開始) 
 
新潟県で列ができていたのは(1)食事券の話です。
こちらが今週から続々とスタートします。 
 
■25%上乗せ食事券を徹底解説
 
販売は、準備が整った地域から順次開始ということになります。 
5日に新潟県でスタートし、8日からは千葉県でも販売がスタートします。
他の地域でも10月に続々と始まりますが、東京都など19の地域は未定で、ほとんどの県で11月中には始まる見通しとなっています。 
 
では、その食事券はどんなものなのでしょうか。 
秋田では秋田犬、岡山では桃太郎など、各地の食事券には、ご当地にちなんだキャラクターなどが描かれています。 
 
この食事券、例えば1セット1万円の食事券を買うと、1万2500円分の食事券がもらえます。この2500円分、25%の上乗せがお得な部分です。 
1回の購入で2万円分までが上限となっています。 
食事券は「500円券」「1000円券」などの束になっていて、原則として、食事券を買った地域の登録飲食店で使うことができます。 ただし、おつりは出ません。現金との併用は可能です。 
 
使える場所は、基本的には「都道府県単位」です。例えば、千葉県で買った食事券は千葉県で使えます。 多くの地域で、他県の人でも食事券を買って使うことが可能ですが、都道府県によってルールが異なるため、調べる必要があります。 
 
■どこのお店で使えるの?
では、どんな店で使えるのでしょうか。 
対象になるのはいわゆる「外食」にあたる飲食店で、店内での飲食がメインの店です。 
対象にならないのは、デリバリーや持ち帰りの専門店。宅配ピザやお弁当屋さん、キッチンカーなどです。カラオケ店や接待を伴う飲食店も対象外となっているため注意が必要です。 
 
それから、有効期限もあります。 
販売の期限は来年の1月末までで、有効期限は3月末までとなります(※異なる自治体もあります)。 
ただし、財源に限りがあるので、これより早く終わる可能性もあります。 
 
■各地で異なる購入方法
購入できる場所ですが、地域によってバラバラです。 
8日から始まる千葉県は、食事券をスマホアプリ「LINE」を使って販売します。
お店などにあるQRコードを読み込み、「GoToイートキャンペーン千葉県事務局」をお友達に追加します。 
 
購入金額を1万円などと決めると1万2500円分の電子食事券がチャージされます。 
使うときは金額を入力してお店の人に見せます。ここから1円単位で使えます。
ただし、こちらは先着順で販売。つまり「早い者勝ち」というわけです。 
 
これとは別に「紙の食事券」も販売します。 
応募はがきを送り、抽選に当たると当選はがきが送られてくるため、それを使って販売店で購入するという方法です。 
 
一方で、香川県はやり方が全く異なり、専用往復はがきによる抽選です。 
まずは、専用のチラシを手に入れます。チラシにある「専用の往復はがき」を切り取り、記入して応募します。当選していたら、返信はがきを引換券として指定場所にいき、食事券を購入します。その食事券を使ってお店で飲食するという形です。 
 
デジタル化の時代になぜこのようなやり方なのか、香川県の担当者に聞いてみました。 
担当者によると、「手間かもしれないけれど、老若男女まんべんなく行き渡るよう確実な方法をとった」とのことです。 
高齢者も多いですし、「10万円給付」もネットの対応で混乱がありました。そういうことが起きるよりは確実な方法を選んだということです。 
 
ただ、はがきの不備で無効になるケースが1割強あるそうです。切手の間違いや、往復はがきを切りとってしまうケースなどがあり、注意しなければなりません。 
 
他にも、大阪や京都、愛知などはコンビニのファミリーマートを使って申し込み販売をするそうです。都道府県によって本当にバラバラなため、利用したい県の公式サイトをよく見てください。 
 
食事券を利用する際も、大前提は感染対策です。 
飲み会をするときは「飲み物はマイドリンク、手酌を基本で!」としましょう。 
 

 (2020年10月7日 16時ごろ放送 news every.「ナゼナニっ?」より)