ヨーロッパ各国で新型コロナウイルスの感染が再び拡大する中、スペインの首都マドリードなどで２日、都市の出入りが原則として禁止されました。

スペイン政府は２日深夜から、首都マドリードとその周辺の９つの自治体で、通勤や通学などを除く都市の出入りを禁止しました。レストランなどの飲食店の営業も午後１１時までに制限されています。

新型コロナウイルスの感染が再拡大して以降、ヨーロッパの首都全域で移動制限が実施されるのは初めてで、新型コロナウイルスで打撃を受けた経済への影響も懸念されています。

アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、スペインの感染者数は、ヨーロッパで最も多いおよそ７９万人に上っています。