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北国連大使 核放棄の考えがない事を強調

2020年9月30日 10:54

北朝鮮の金星国連大使は29日、国連総会で演説し、「絶対的な力を持つときだけ平和が守られる」などと述べ、核兵器を放棄する考えがないことを強調しました。

北朝鮮の金大使は演説で、アメリカと韓国を念頭に「ステルス戦闘機などの装備が朝鮮半島に投入され、核攻撃の手段が我々を直接狙っている」と批判しました。

その上で「力による強権が幅をきかせる中で、戦争を抑止できる絶対的な力を持つときだけ平和が守られる」と主張しました。

さらに「勝ち取った効果的な戦争抑止力で、地域の安全が守られている」とも述べ、核兵器を放棄する考えがないことを強調しました。

また、新型コロナウイルス対策については、「先見の明によって安定的に管理されている」と述べ、流入の危険性が完全になくなるまで防疫態勢を強化するとしています。