死者・行方不明者６３人を出した御嶽山の噴火から２７日で６年です。麓の長野県王滝村では例年よりも規模を縮小して追悼式が行われました。

式では噴火が起きた午前１１時５２分に合わせて黙とうがささげられました。２０１４年の御嶽山の噴火では５８人が亡くなり、今も５人の行方が分かっていません。例年、追悼式には遺族など約１５０人が参列していましたが、今年は新型コロナウイルスの影響で６０人まで規模を縮小しました。

夫を亡くした野口弘美さん「毎日、空を見上げながら、ごめんねって言ってます。なんで一緒に行かなかったんだろうって」

息子を亡くした荒井寿雄さん「８月１０日に御嶽山に登りまして。うちの子どもが『お父さん、ありがとう』って言ってるような」

御嶽山はシェルターの設置など安全対策をした上で、先月、王滝村側にある頂上への入山規制が噴火後初めて解除されました。

登山中に仲間を亡くした水野育雄さん「まだ火山灰がいっぱいあるな、６年もたっているけれど」

山頂からも黙とうがささげられ、犠牲者を悼みました。