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IR汚職 観光会社前会長に有罪判決

2020年9月25日 12:09

カジノを含むIR・統合型リゾート施設への参入を巡る汚職事件で、衆議院議員の秋元司被告に賄賂を渡したとして起訴された観光会社の前会長に対し、東京地裁は25日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

北海道・札幌市の観光会社「加森観光」の前会長で相談役の加森公人被告は、中国企業「500ドットコム」の幹部らと共謀し、衆議院議員の秋元司被告の家族旅行の費用など、およそ76万円相当を負担したとして贈賄の罪で在宅起訴されています。

25日の判決で東京地裁は、加森被告に対し、「IR事業の職務権限を有する現職の副大臣に対し、最上級客室への宿泊のみならず飲食遊興に至るまで、至れり尽くせりの特別待遇を丸抱えで行っている」、「副大臣からIR関連立法につき立ち入った内容の情報提供を受けるなどした」などと指摘。懲役10か月、執行猶予2年の判決を言い渡しました。