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イグ・ノーベル賞 京大准教授らが音響学賞

2020年9月18日 12:13
イグ・ノーベル賞 京大准教授らが音響学賞

人々を笑わせ、考えさせる業績に贈られる「イグ・ノーベル賞」が発表され、日本人の研究者が「音響学賞」を受賞しました。日本人の受賞は14年連続です。

受賞したのは、京都大学霊長類研究所の西村剛准教授とスウェーデンの大学の研究者らでつくるチームです。人の声を変えるヘリウムガスをワニに吸わせ、鳴き声の変化を調べました。ヘリウムガスを吸うと鳴き声が高く聞こえることから、人間と同じ仕組みで声を出していると結論付けました。

京都大学霊長類研究所・西村剛准教授「爬虫類でも(人間と)同じような音声をつくることができるので、人間の音声のつくり方は、生物全般に広く使われている方法だと分かった。恐竜も鳴いていたと思うが、人間と同じようなつくり方で鳴いていたかもしれない」

日本人が「イグ・ノーベル賞」を受賞するのは、14年連続です。