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河井被告裁判200万受領証言「裏金と…」

2020年9月16日 18:01
河井被告裁判200万受領証言「裏金と…」

参議院議員河井案里被告の第9回公判が16日行われ、元広島県議会議長の県議が出廷し、夫妻から200万円を受け取ったことを認め、「表に出せない裏金だと思った」と証言しました。

夫・克行被告の裁判は今回から分離して審理されることになりました。去年の参議院議員選挙をめぐる買収事件で、公職選挙法違反の罪に問われている元法務大臣の河井克行被告と妻・案里被告の裁判は、15日、克行被告が弁護士を解任したことにより、今後は夫妻の審理が別々に行われることになりました。

16日の案里被告の裁判には、買収された側の初めての証人として元広島県議会議長の奥原信也県議が出廷し、「克行議員から4月に50万、6月に100万、案里議員から5月に50万円をもらった」と現金を受け取ったことを認めた上で、「選挙の票を集めてほしいということだと思います」と、買収の意図を認識していたと証言しました。

また、「案里議員も克行議員も領収書を出さないといいましたから、収支報告書には記載しませんでした」「表に出せない裏金だと思いました」とも証言しました。

【公判を追う】河井夫妻・選挙違反事件 案里被告第9回公判(9月16日)