テニスの四大大会・全米オープンで大坂なおみ選手が決勝戦に臨んでいます。全米オープンの決勝戦が行われている会場の前から現地の状況を伝えます。

アザレンカ選手との試合は１時間ほど前に始まり、第１セットは奪われたものの、第２セットでは激しい攻防が続いています。今も息をのむ戦いが続いています。

今回は、新型コロナウイルスの影響で、観客を入れず、柵から先は選手や関係者以外が入れないよう、徹底した対策が行われています。ただ、会場には入れないながらも試合の雰囲気を感じようと、テニスのファンが外から見守っています。一方、ニューヨーク市内では、屋外に設置されたテレビで決勝戦を観戦する人たちの姿も見られました。

この大会で、大坂選手は人種差別への抗議として、黒いマスクを身につけてきましたが、決勝戦の１３日は、２０１４年に警察官に撃たれ死亡した当時１２歳の少年の名前が書かれたマスクを着用しました。

試合後、このマスクを選んだ思いについても何を語るか注目されます。