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総裁選 菅氏が石破氏を10Pt以上リード

2020年9月11日 11:40
総裁選 菅氏が石破氏を10Pt以上リード

日本テレビが自民党の党員、党友を対象に、電話調査を行い、今回の総裁選挙で、誰を支持するか、たずねたところ、菅官房長官が、1位で、2位の石破元幹事長を10ポイント以上リードし、優勢であることがわかりました。

電話調査は、今月8日から3日間、全国の有権者のうち、自民党の党員、党友であると答えた人を対象に行ったものです。

それによりますと、今回の総裁選挙で誰を支持するか、たずねたところ、菅氏が46パーセント、石破氏が35パーセント、岸田政調会長が10パーセントでした。

一方で、「まだ決めていない」、「わからない」との回答は9パーセントでした。

今回の総裁選は、国会議員の394票と都道府県連の141票で争われます。日本テレビが394の国会議員票について取材したところ、10人程度が態度をまだ明らかにしていませんが、菅氏の支持は7割を超え、300票以上を獲得する見通しです。

石破氏は、石破派の19人以外に支持は広がらず、30票以上獲得するのは厳しい情勢、岸田氏も、岸田派の47人のほかは、谷垣グループの一部などの支持にとどまっていて50票台と伸び悩んでいます。

今回の党員・党友への調査を基に取材を加えて都道府県連の141票を予想し、国会議員票を合わせると、菅氏は、全体でも7割をうかがう優勢です。

一方で、石破氏と岸田氏は全体では、ともに1割台にとどまる見込みで、2位争いが激しくなっています。

また、今回は行われなかった、全国一斉の党員投票が仮に行われたとして、調査の結果を394の党員・党友票に換算してみました。

それによりますと、菅氏は、過半数の198票以上を獲得する勢いで、石破氏は4割弱のおよそ150票程度、岸田氏は、およそ1割で、40票程度の見込みでした。

一方、調査で支持した候補について支持の理由をたずねたところ、菅氏は、「安定した政権運営が期待できる」が最も多く51パーセント、石破氏は、「人柄が信頼できる」が最も多く21パーセント、岸田氏も、「人柄が信頼できる」が最も多く40パーセントでした。

また、新しい自民党の総裁に最も取り組んでほしい政策について、たずねたところ、「経済対策」が最も多く、33パーセントで、続いて「新型コロナウイルス対策」が17パーセント、「外交・安全保障」が13パーセントでした。

※日本テレビ緊急電話調査
 9月8日~10日に実施
 全国の有権者のうち自民党員・党友と答えた1207人が回答
(調査協力:JX通信社)