韓国でも台風被害 崩れた土砂が押し寄せ…
台風10号が7日に上陸した韓国では、各地で被害が相次ぎ、2人が行方不明になっています。南東部の街では崩れた土砂が押し寄せる瞬間を住民が撮影していました。
韓国南東部の巨済で住民が撮影した映像では、アパートの裏手の斜面が崩れ、大量の土砂や木が敷地に流れ込みます。土砂は駐車場の車3台を巻き込み、出入り口やエレベーターも破壊しました。
住民「一気にドーンと滝の水があふれるように土砂が4、5回崩れ落ちました」
このアパートの住民はその後、救助されましたが、韓国全土では濁流に流されるなどして2人が行方不明になっています。
記者「波が越えてきて海岸の道路は通行止めの状況です」
釜山の海岸沿いでは台風の接近と満潮時刻が重なり、海水が街に流れ込みました。場所によっては風速40メートルを超える風を観測し、1トントラックも横転。慶尚北道の海岸では強い風と波によってできた「波の花」とみられる大量の泡が押し寄せ、建物や車を覆い尽くしました。