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河井克行被告、不規則発言で謝罪も

2020年9月4日 19:03

去年の参議院議員選挙をめぐる買収事件で、公職選挙法違反の罪に問われている前法務大臣の河井克行被告と妻・案里被告の第6回の公判が4日、行われ、克行被告が不規則発言をして謝罪する場面がありました。

裁判は午前10時から正午過ぎまで開かれ、前日に検察側が証人尋問を行った案里被告の公設第一秘書の女性に対して、弁護側が反対尋問を行いました。

公設第一秘書の女性は公示前にポスターやはがきなどを配ったことについて聞かれると、「投票してくださいという言葉は使っていない」とした上で、「票のとりまとめをご依頼する意味があったと思いますので、それは選挙運動だったと思います」と話し、公職選挙法が禁止する事前運動の認識があった、という趣旨の証言をしました。また、「非常に期間が短い中で今までに見たこと無いような量のポスターやはがきなどを配って回った」とも証言しました。

公設第一秘書の女性が弁護側の質問に詰まった場面では、克行被告が、「(検察側と)アイコンタクトするな」と発言。裁判長に不規則発言を注意されると、立ち上がり頭を下げて「すみません、気を付けます。大変失礼いたしました」と謝罪する場面もありました。

【公判を追う】河井夫妻・選挙違反事件第6回公判(9月4日)