公職選挙法違反の買収の罪に問われている前法相の河井克行被告と妻・案里被告の裁判で、第４回目の公判が行われました。弁護側の質問に対して克行被告の公設第一秘書は、「検察によるおよそ１００回の取り調べを受けた」「今でも逮捕されるかもしれないという思いもある」などと証言しました。

２日の裁判は午後から開かれ、克行被告の公設第一秘書の男性に対する弁護側による証人尋問が行われました。

案里被告の参院選に向けた地元地区の選対本部長の選定などに、克行被告が関わっていたのか問われると、公設第一秘書は、「全てを把握するのは、克行代議士も難しい」とした上で、「最終的に、決定できたのは克行代議士でした」として、改めて、克行被告が最終決定者であると証言しました。

検察による取り調べの回数や状況については、「およそ１００回の取り調べを受けました」「威圧的なものもありました」「今でも逮捕されるかもしれないという思いもある」などと証言しました。