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河井夫妻公判 1日から証人尋問がスタート

2020年9月1日 19:27

公職選挙法違反の買収の罪に問われている前法務大臣の河井克行被告と妻・案里被告の第3回公判が開かれ、1日から証人尋問がスタートしました。

出廷した克行被告の公設秘書は、案里被告の選挙戦について「克行代議士が最終責任者だった」と証言しました。

河井克行被告と案里被告の第3回公判は、午前中は検察官による克行被告の公設第一秘書の供述調書が読み上げられ、同じ自民党の溝手顕正前参議院議員を推していた地元の県連から協力が得られず、厳しい選挙戦を強いられた状況などが説明されました。

午後からは克行被告の公設第一秘書の男性が法廷に出廷し、この裁判で初めてとなる証人尋問が行われました。

克行被告の公設第一秘書は、検察官から、克行被告の秘書でありながら案里被告の参院選に向けて活動した理由を問われると、「業務として行いました」「克行代議士の奥さまが案里参議で、党の公認を得られたのでその当選目的で従事することは当時、当然のことでした」と答えました。

また、案里被告が立候補を表明した後に選挙活動を取り仕切っていたのは誰かと問われると、「克行代議士です」と答え、「選挙におけるあらゆる活動の最終責任者でした」と証言しました。

さらに、外回りの活動については案里被告には必要な報告しかせず、ほとんどの報告を克行被告に行っていたとした上で、その理由について、「この度の選挙の全体のとりまとめ役が克行代議士だったからです」と話し、克行被告が、案里被告の陣営の「総括主宰者」だったことを裏付ける内容の証言をしました。

また、克行被告の指示や報告について、口頭や電話のほか、LINEでの指示についても「頻繁にあった」と証言。「細部にわたって詳細な報告を求められました」と話し、克行被告の指示を破ったり無視したりすることができるかと問われると、「できません。強く叱責されるからです」と証言しました。

公設第一秘書の証人尋問は、2日午後も続く予定です。