新型コロナウイルスの感染者が急増しているハワイで、重症患者を受け入れている病院の日本人医師が取材に応じ、「受け入れがひっ迫し始めている」などと語りました。

ハワイのホノルルでは、感染者が急増していて、再び経済活動が制限されることになりました。重症患者を受け入れているクイーンズメディカルセンターの古田医師によると、入院患者が３月下旬頃と比べ、およそ６倍の１００人以上に増えているといいます。

古田将医師「外傷（で搬送されてくる）患者の中に新型コロナの患者がみられるようになって、より一層緊張度が高まっている」

ベッド数に占める新型ウイルスの患者数が急増し、「受け入れがひっ迫し始めている」といいます。

古田将医師「他の施設で治療が可能であれば転院搬送（の受け入れ）を避けて、外傷部門においても重傷患者だけにベッドを空けておく状況にしています」

古田医師は、病院の負担軽減のためにも市民の感染対策が必要だと訴えています。