アメリカ中西部・ウィスコンシン州で、黒人男性が背後から警察官に発砲された事件を受けて抗議活動が続く中、２５日、発砲があり、２人が死亡、１人がけがをしました。

ウィスコンシン州で黒人男性が警察官に背後から発砲され、下半身まひとなる重傷を負った事件を受けて、抗議活動が全米に広がる中、２５日夜、抗議活動の近くで発砲があり、２人が死亡、１人がけがをしました。警察は２６日、イリノイ州に住む１７歳の容疑者を逮捕しました。

警察は詳細を明らかにしていませんが、現場には抗議活動の参加者のほかに、武装した市民グループが集まっていて、ソーシャルメディア上に投稿されたこの事件のものとされる動画には、銃を持つ男の姿が映っています。

州は非常事態宣言を出し、州兵も動員されるなど混乱が続いています。